最近、新聞やTVなどで”COP”という言葉をよく見ますね。
「COP24の開催に向けた取り組みを...」
「次のCOPの開催地は...」
といった具合に。
ただ、これらの用語は日本の政策や外交問題にも大きな影響を与えるものですから、僭越ながら簡単に解説してみようと思います。
事前の注意点として、この記事は、
・ニュースについて関心はあるけど良くわからない
・世界の大まかな流れを知っておきたい
・就活や公務員試験のために経済の知識を得たい
という人に向けて書いています。
・自分の生活に関係ないことはどうでもいい
という人や、逆に
・これからの国際社会のあるべき姿について熱く議論したい
という方にはあまり面白くない記事ですのでそういう人たちはそっとブラウザを閉じてください。
COPとは?
簡潔に言います。
COPとは、世界中の国が集まって環境問題について話す国際会議です。
1995年に開催された第一回目の会議を”COP1”といい、そこから毎年開催されているので、次回はCOP24となります。
基本的には、
「二酸化炭素などの温室効果ガスを減らして、地球温暖化を食い止めましょう」
というのが一番大事な内容になっています。
COPと京都議定書、パリ協定
京都議定書とパリ協定、というキーワードも、とても重要な事項です。
京都議定書は「京都」が付いていて思いっきり日本と関係ありそうですし、パリ協定は2017年にトランプ大統領が離脱を表明したことで世界的なニュースになりました。
この2つとCOPとの関係も解説します。
先ほども書いたように、COPの目的は「地球温暖化を止めること」です。
そのために大事なのが、温室効果ガス(二酸化炭素など)を出さないこと。
でも、めっちゃすごいコンピューターで計算したら、「このままだとヤバいぞ」ということに気が付いてしまった。
発電や企業の生産にも大量の二酸化炭素を排出してしまいますから。
そこでできたのが京都議定書。
京都議定書とは、「温室効果ガスの削減を先進国に義務付けたもの」です。
もし達成できなかったら罰金です。
京都議定書の次のステップとしてできたのが「パリ協定」です。
これは京都議定書と比べて
・先進国と発展途上国の両方が参加
というのが最大の特徴です。
他にもこまごましたものはありますが、まあいいでしょう。
ちなみに、
京都議定書はCOP3で、パリ協定はCOP21で決まられました。
京都とパリは、その当時のCOPの開催地です。
終わりに
今回の記事を作ろうと思ったきっかけは、ニュースや新聞にはこういった基本的なレベルの解説があまりなかったからです。
もともと詳しい人じゃないとわからないような内容になっています。
でもそれだと若い人や政治に興味を持つのが遅かった人はわからないままです。
ですので、今後もこれくらいの緩いレベルで経済のトピックを扱ってみようと思います。
もし間違いなどがございましたら訂正しますのでご連絡ください。