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伊崎の快活日記。

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鮭のアラで石狩鍋を簡単に作って食べる

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スーパーに行くと鮭のアラがたくさん入って500円と安かったので、買ってきた。

これをどうやって食べようか思案したが、ここ最近は成人式の帰省ついでに色々食べ歩いて内臓が疲れていたから鍋にする。

 

さて、鍋といっても色々あり、豆乳鍋、酒かす鍋、塩鍋などまあ何にでも合いそうな気はする。特にこれといった理由もなく、定番の石狩鍋に決めた。

 

石狩鍋はご存知の通り鮭を使った鍋料理で、ジンギスカンやちゃんちゃん焼きと共に北海道の代表的な郷土料理でもある。

豆腐、ネギ、キャベツ、大根、椎茸などと共に鮭を味噌仕立てに煮立てる和風の料理だが、バターや牛乳などの乳製品を隠し味に入れることも多い。

 

アスタキサンチンやDHA、EPA、ビタミンを多く含む鮭と多くの野菜を、発酵食品である味噌で煮込んだ石狩鍋は栄養的にも優れており、疲れた体を温めてくれる。

 

 

 石狩鍋のレシピ

一人鍋なので、材料はシンプルに行くことにする。

 

食材選び編

 

鍋物というからにはつい色々な具材を入れたくなるが、あえて食材を少なくし、小鍋仕立てで楽しむのも男の一人暮らしには乙なもの。

 

今回使うのは

 

  • 鮭のあら
  • 大根
  • 人参
  • ほうれん草

の4つだけ。

冷蔵庫には豆腐もあったが、一人用の鍋にはあれこれ食材を入れられないので断念した。

 

ほうれん草は本日の影の主役で、大根、人参と根野菜が続いたために、葉野菜を入れる必要があったのだ。

 

鍋物なので別に食材はなんでもいいが、皆さんが作る際は是非根野菜、葉野菜のほかにキノコなども加えるといいと思う。鮭以外の魚介を加えると風味が変わって、もう別の料理になってしまうが、それも面白いと思う。

 

下処理編

さて、食材を選び終わったのでいよいよ調理に入る。

 

下処理に時間のかかるものから順に調理する。

 

今回買った鮭のアラは既に塩振りしてあったが、もし生鮭などを買った場合には塩を振って30分ほど置いておくとよい。これは下味を付ける意味と、臭み抜きの二つの役割があるから省略しないようにする。

 

次にほうれん草。アクがあってそのまま使うと鍋にアクが溶け出してしまうのでこれは事前にアクを除く必要がある。しかしお浸しの要領で下茹でしてしまうとせっかくの食感が損なわれてしまうので、茹でるというのも良い方法ではない。

 

そこで、これを水に放つわけだ。

 

まず根っこの食べられないところを切り落とし、ボウルに水を張ってじゃぶじゃぶと洗う。ほうれん草の根についている土は蛇口から水を出したまま流水で洗うよりも、ボウルに水を張ってゆすぐように洗ったほうが土の洗い残しが少ない。

 

洗ったほうれん草はいい大きさに切る。だいたい、根から葉の付け根までと、葉の部分を半分に、で三等分にするとちょうど良い大きさになると思う。

 

この切ったものを水につけ、10分以上放置する。こうすると、加熱せずにアクを大まかに抜くことができる。

 

大根と人参は千切りでもいいが、今回は短冊に切る。少し趣向を変えるならおろしてみても面白いだろう。

 

大根や人参は固いので、よく切れる包丁を使うことが肝心だ。

いい包丁を使うと簡単に切れるから出来上がりが綺麗になるほか、食材の断面がつるんとして味も良くなる。包丁とまな板はいいものを使うようにしたいと、野菜を切る度に思う。

 

さて、ここまで鮭、ほうれん草、大根、人参の順に下処理が進んだ。

 

ここで土鍋に出汁用の昆布を放り水を半分くらいまで入れる。

 

鮭のアラは容器に入れ、お湯を注いで霜降りにする。鮭の表面が白くなったら水に取って鱗や血を流す。これも臭み取りに必要な手順だ。

 

いよいよ鍋を作る

水と昆布を入れた鍋があるはずだ。

これを火にかけて昆布の出汁を引く。香りが出てきて、出汁用の昆布が大きくなったら取り除く。

 

鍋に大根、人参、下処理した鮭を入れて弱火で煮る。後でほうれん草も入れるので少し場所を空けておこう。蓋はしてもしなくても良いが、匂いの気になるような食材を入れた場合は蓋を取っておくと匂いがこもるのを防ぐことができる。

 

鮭にも火が通り、野菜も9割方煮えたら味噌を溶き入れ、空けておいたスペースにほうれん草を入れて蓋をして火を止める。そのまま2分ほど、余熱で火を通すだけに留めると、ほうれん草の食感を殺さずに仕上げることができる。

 

余談だが、この「余熱で火を通す」というのも土鍋の得意技で、熱伝導のいい雪平鍋などではこうはいかない。あっちもあっちで便利なところはあるのだが。

 

最後に少しバターを入れると、コクが増してまろやかになる。ただし脂っぽくなるのでこの辺は好みだ。想像だが、北海道のような寒冷地では脂肪は重要なエネルギー源なのだろう。

 

男一匹、鍋をつつく

 

こうして石狩鍋が完成した。野菜の下処理等は正直結構な手間かもしれないが、その手間こそ料理の醍醐味。

 

気分よく鍋をつつこう。

 

 

 

成人式での旅行を振り返る

 

一人で鍋を炊き寂しくつつくという、おっさんのような生活をしているこのブログの管理人「伊崎」は実は新成人だ。

 

こら、そこ驚かない...。

 

現在は広島に住んでいるが出身は熊本であり、成人式のために一年ぶりに熊本に帰省した。最も前回の帰省は大分の温泉巡りのついでに一瞬友達と飲むだけだったので気分は2年ぶりである。

 

 このブログを見てくださっている皆さんが成人式の日のことを覚えていたら、上のTwitterにでも思い出をリプしてみてほしい。

 

この記事を読んでいるのが成人式シーズンかは知らないが、思い出というものは振り返る機会がないと脳みそから逃げていくものだから、これを読んでいるのがいつであってもかまわない。

 

僕の場合は広島を出てから熊本につくまで、佐賀、長崎、博多、とゆっくり観光することができた。

 

びっくりしたのが佐賀で、観光できるようなところが何もなかったのには閉口した。

佐賀出身の知り合いから何もない、とは聞いてみたものの、「いや、さすがに何かあるだろう」と思っていた自分を恥じたい。

 

本当に何もなかった。

 

強いて言えば嬉野温泉や唐戸市場、有田焼などが挙げられるが、そこまで栄えてはいないうえに、それぞれが結構離れているので観光するのに都合が悪い。

 

あまり観光には向いていないと思う。

 

でも、住むのにはなかなかいいところらしい。土地が安く、食材も安価で新鮮なものが手に入る。...と、心ばかりのフォローをしておく。

 

結局、北海道の話なのか佐賀の話なのか分からないまま、この記事を書き上げてしまった。

 

400字詰め原稿用紙7枚分なのだから、結構書いたと思う。

 

次回作にご期待ください。

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