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手間と時間をかけて作る究極の『ソフリット』のレシピ

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このブログでは、度々イタリア料理を紹介しており、ありがたいことに良い評判が届いています。

イタリア料理のいいところは何といっても手軽さにあり、フランス料理などと対照的に軽快なリズムで素材の持ち味を生かすところこそイタリア料理の魅力だと、常々思う。

しかし、その軽快さにあえて「手間」をかけることで料理をより高い次元へと昇華させる要素こそ、今回ご紹介するソフリット。

 

ソフリットとはイタリア料理の味のベース

ソフリットとは香味野菜を炒めたものを指し、時間をかけてオリーブオイルで野菜を加熱することで野菜の持つ旨味を引き出したペーストです。

この野菜の旨味が料理のベースとなり、和食における出汁のような役割を担います。

 

ただし、あくまで野菜の旨味で料理全体を強化するのがソフリットなのだから、イタリア料理の良さを妨害するようなことはない。

イタリア料理の良さ、イタリアンらしさを損なわせずに、『時間と手間をかけたからこそ得られる味の深み』をプラスすることができる。

 

これが、伊崎の考えるソフリットの思想だ。

 

ソフリットの用途は様々。

ところで、ソフリットは具体的にどのような料理に使われるのだろうか。

例えばトマトを使った料理。

トマトソースに加えてもいいし、ミートソースカチャトーラなどはソフリットの効果が抜群に発揮される舞台だ。

また、ソフリットを作る過程で「じっくり野菜を加熱して旨味を引き出す」というテクニックを身に着ければそれは和食、フレンチなどジャンルを問わず料理のレベルを引き上げてくれる必殺技になる。

ソフリットの材料とハーブの組み合わせを色々確かめてみれば、料理にとって大切な要素である香りを上手く使いこなせるかもしれません。

 

ソフリットとは、それくらい料理の幅を広げてくれる可能性を持っているのです。

 

本格的なソフリットのレシピ

他のサイトやクックパッドでは簡単に作れるソフリットのレシピが紹介されているのですが、今回このサイトではやや本格的なレシピを紹介します。

簡単で手軽なレシピに比べると確かに時間はかかりますが、その分美味しいですし、一度に大量に作ればそこまで損ではないでしょう。

材料

  • 玉ねぎ 3単位
  • 人参 2単位
  • セロリ 1単位
  • ニンニク お好みで
  • ハーブやキノコ おまけで

単位、という言葉を使っているのは、大量に作るときにいちいち重さを量るのが面倒だと思うからです。

要は玉ねぎ、人参、セロリが3:2:1になればよいということで、セロリはなければなくてもかまいませんし、ニンニクも作りたい料理に合わせて入れたり入れなかったりすればいいと思います。

ハーブやキノコも同様に、作りたい料理の完成形をイメージして材料を考えてみてください。
最初はうまくいかないかもしれませんが、何度も作るうちに効果的なハーブや材料の割合がイメージできるようになってくると思います。

作り方

使う野菜をみじん切りにしたら、野菜を鍋に入れます。
野菜がぎりぎりつかるくらいの(家庭科でいうひたひたの)オリーブオイルを注ぎ、弱火にかけます。
蓋をして熱を閉じ込めながら、野菜全体に火が通って小さくなるまで加熱してください。
焦げないよう、たまにかき混ぜるのを忘れずに。

多めの油で揚げるように炒め、玉ねぎをあめ色に仕上げたところで完成です。

もしよければ、できたソフリットを一口スプーンですくって食べてみてください。野菜の旨味と甘みがオリーブオイルに流れ込み、香ばしさもプラスされていることに気が付くはずです。

おまけ:冷凍保存のススメ

せっかくたくさん作ったソフリットですから、ぜひ冷凍保存して長く使いまわしましょう。
製氷皿に入れて小さいキューブにすればいつでも使えて便利です。

もちろん香りなどは少しずつ劣化していきますが、十分美味しい料理が作れるはずです。

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